癌専門薬剤師認定試験に合格して癌専門の薬剤師になるには、副作用の管理や癌疫学、診断、病気の分類とその分類における薬物療法の知識と治療ガイドラインを習得しなければなりません。
癌専門の薬剤師になるには、日本病院薬剤師会の認定する癌専門薬剤師認定試験に受からなくてはなりません。癌専門薬剤師認定試験の歴史はまだ短く抗癌剤の副作用や使用方法の間違いによる医療事故が問題となり、平成10年学術委員会で専門薬剤師の調査研究をきっかけに、アメリカと日本の専門薬剤業務の内容や実績を調べ平成16年に日本病院薬剤師会で専門薬剤師認定制度が立ち上がりました。
また平成13年から平成15年度に現場に従事している薬剤担当者と医師にアンケートをした結果でも専門薬剤師は必要とほぼ全員が答えている事実もあります。
これらを経て平成19年2月に第1回目の癌専門薬剤師認定試験が行われました。癌専門薬剤師には専門の医師や看護士と同等の知識が必要であり自ら進んで世界的な視野にたって学び、更なる抗癌剤についての知識を学はなければなりません。
副作用の管理や癌疫学、診断、病気の分類とその分類における薬物療法の知識と治療ガイドラインを習得しなければなりません。癌専門薬剤師認定試験の申請には厳しい条件があり日本の薬剤師免許をもっていて日本薬剤師会の会員であると同時に日本薬学会や日本癌治療学会の会員であることと申請時には日本薬剤師研修センター認定薬剤師であることが必要です。
その他にも経歴として5年以上の薬剤師歴と3年以上の癌薬物療法の経験が必要とされていますが、これは薬剤師免許登録したあとの年数ではなく行政機関での勤務は含まずに医療施設での実務経験のことを指します。
薬物療法の勤務中に事情があって間隔が空いてた場合は個人の事情を鑑みて判断されるので中断した理由と期間を文書にして添付します。
そして癌に関する学会の発表が3回以上、尚且つ複数の癌の薬剤管理指導が50症例以上なくてはならないのです。更に3ヶ月の実務研修を受けて日本病院薬剤師会が実施する講習会を所定の単位とっていなければ癌専門薬剤師認定試験の申請をして受験することが出来ないのです。
癌治療の現場では知識や技術は複雑化していて、癌専門薬剤師には多様化した状況での高度な知識や技術が求めらることになります。ゆえに癌専門の薬剤師は役割と責任、責務の意識を常にもって業務にあたらなくてはなりません。
癌専門の薬剤師になるには広範囲で高度な知識と共に業務経験も必要なため時間もかかり大変ですが、厳しい条件をクリアして高度な専門知識を身につければ、癌治療の最前線で活躍することが出来るでしょう。